のりちゃん [99年 6月 16日 (水) 10時 55分]
はじめまして。骨粗鬆症について勉強し始めている主婦です。詳しくご存じの方がいらしゃいましたら、メールください。
[tomos]
骨粗鬆症に関しては、インターネット上でも数多くの情報が公開されていますので、そちらを参考にして下さい。女性は更年期を過ぎると女性ホルモンの分泌が低下し、骨のカルシウムのストックが減少して骨粗鬆症になりやすくなります。ホルモン異常・卵巣摘出後・胃摘出後・腎臓病など骨粗鬆症になりやすい病気もあります。骨粗鬆症は加齢に伴って生じ、また遺伝的に骨粗鬆症になりやすい人もいますが、適度な運動とバランスのとれた食事は、骨粗鬆症になりにくくします。
歩くことは、背骨や下肢の骨に負荷をかけて骨を丈夫にしますから、なるべく歩くように心がけましょう。元気な人はジョギングや縄跳びで骨により大きな負荷をかけると効果的です。骨に負荷がかかるという点では、太っている人の方がやせている人より骨にかかる負荷が大きく、骨粗鬆症になりにくいと言われています(肥満にはそのメリットを上回るデメリットがありますが)。「小柄な痩せたおばあさん」が骨粗鬆症になりやすいようです。
食事はバランスがとれた食事が基本ですが、カルシウム・ビタミンD、ビタミンK、タンパク質等を含んだものを十分にとりましょう。これらの栄養素は豆類、しいたけ、小松菜などの野菜、小魚、乳製品などに多く含まれていますが、結局、昔ながらの日本食や乳製品がいいようです。また納豆はカルシウム・タンパク質以外にビタミンKが非常に多く含まれていて、「納豆を多く食べる地方の大腿骨頸部骨折の発生頻度はあまり納豆を食べない地方に比べて低い」といわれています。
ご自分が骨粗鬆症かどうか心配な方は、医療機関で骨密度を検査(保険適用)してもらうといいでしょう。
(Jun/24/1999)
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